からだブログ&今週の一言

手軽なウォーキングで高齢者の筋肉脂肪が減少

今日の一言

見えないと始まらない。
見ようとしないと始まらない。

ガリレオ・ガリレイ

今日の健康情報

自宅で手軽に行えるウォーキングやレジスタンストレーニング※を10週間行うと、糖尿病のリスク因子とされる、筋肉内に蓄積した脂肪を減らせる可能性があることが、日本人の高齢者を対象に行った研究で明らかになりました。(名古屋大学総合保健体育科学センター教授の秋間広氏と中京大学、早稲田大学が共同で実施)

高齢者のレジスタンストレーニングはサルコペニア※対策の一つとされますが、筋肉を増やすだけでなく、筋肉脂肪を減らし、筋肉の質を改善するメリットもあると考えられるとのことです。

筋肉内に蓄積した筋肉脂肪は“第三の脂肪”として知られ、インスリン抵抗性を引き起こし、糖尿病の発症リスクを高める可能性が指摘されています。

※レジスタンストレーニングとは:筋に負荷をかけたトレーニングのことをレジスタンス(Resistance:抵抗)運動といいます。筋肉に負荷をかけるやり方は自分の体重を使ったり、チューブ、ダンベル、バーベルなどを使い、負荷をかけます。ウォーキングもレジスタンストレーニングのひとつです。

※サルコペニアとは:加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」を指します。または、歩くスピードが遅くなる、杖や手すりが必要になるなど、「身体機能の低下が起こること」を指します(健康長寿ネットより参照)


筋肉脂肪が手軽なウォーキングで減るのであれば、できる範囲内で少しずつ、少しずつ動かしましょう!